切太

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切太

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切太

 

 

切太は、ダイコンの中でも古くから栽培されている、
「宮重大根」の改良種といわれています。

 

ずんぐりとした短い形が特徴の切太には、
他にどのような特徴があるのでしょうか。
また、栽培のポイントもあわせてご紹介します。

 

 

[切太]アサヒ農園

 

 

切太は、種袋には「切太」と大きく記載されていますが、
他にも「切太宮重大根」や「旭交切太」という名前で流通することがあります。
つまり、切太は宮重大根の仲間ということになります。

 

 

切太宮重

 

 

宮重大根は、日本で古くから栽培されているダイコンで、
現在の日本では主流となっている青首大根のルーツといわれています。
青首大根のルーツといわれている通り、宮重大根は上部に出る緑色が特徴です。

 

その宮重大根の仲間である切太も、上部が緑色になる青首大根となっています。
根の長さが30cmほどと、一般的なダイコンに比べると短いのが特徴です。

 

根長は短いですが、肩張りが良い上に先端までよく肥る総太りのため、
全体的にはずんぐりとしたフォルムをしています。

 

収穫間近になると、地表から根がぐいっと伸びるため、
光が当たった部分は緑色に変化します。
切太は根の長さが短めということもあり、全体の1/2~1/3ほどが緑色になります。

 

根が短い分、家庭菜園でも育てやすいという長所があります。
深く耕していなくても、20cmほどの深さに耕した上に、
20cmの畝を作れば、十分栽培が可能です。

 

 

袋栽培でも美味しい立派なダイコンができます

 

 

また、生育が良く育てやすい性質のため、プランターでの栽培も可能です。
深型のプランターや大きな袋で栽培すれば、根が伸びる深さも十分確保できます。

 

果肉はよく締まり、ダイコンらしいみずみずしさもあって歯ざわりも良いので、
どのような料理にも使えます。

 

作型が秋まきのみなので、冬に収穫ができたら、
おでんや鍋などの煮物にするのがお勧めです。
煮汁の味がよくしみ、口に入れるとじゅわっと水分が広がります。

 

 

ダイコンの煮物

 

 

さらに漬物やサラダなど、生食にするのもおいしいです。
秋以降に旬を迎える魚を、塩焼きにして、
切太で作ったダイコンおろしをたっぷり添えるのも良いでしょう。

 

たくさん収穫できたら、
千切りにして干した自家製の切り干し大根にするのも美味しいです。

 

 

自家製干しダイコン

根の長さが短いので、人数の少ない家庭でも使い切りやすいのも魅力です。

 

 

■特徴

 

・青首大根のルーツとなった宮重大根の仲間で、
切太宮重大根の名で流通することもあります。
・根長は30cmほどの短形で、肩張り良く先端までよく肥る総太りタイプです。
・収穫間際になると根の上部が地表に浮き上がり、
光が当たった部分が緑色になって青首となります。
・身はよく締まって水分が多く、食味が良いです。
・おでんなどの煮炊きに使うのがお勧めですが、サラダや漬物、
ダイコンおろしなどの生食もおいしいです。
・切って干せば切り干し大根にもできます。

 

 

■栽培

 

・基本の栽培法は、一般的なダイコンと同じです。
・根の長さが30cmほどと短いので、あまり深く耕さなくても育てられます。
・地植えだけでなく、深型プランター栽培、袋栽培などにすれば、
根が伸びるスペースを確保できます。
・作型は秋まき栽培のみです。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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ダイコンの品種

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